被災地と日常の間

作業着とヘルメットと軍手と長靴を持って石巻へ行ってきました。


細かい段差が無数にある三陸道を降りて、
被災地は一体どうなってしまっているのだろうと思ってみたら


全くもって普通、
内情はもちろんそんなに甘くはないだろうけど
見た目的には完全に日常生活を取り戻しているように見えました。


バイパス道路があって、イオンがあって、
ショッピングモールがあって、郊外型ロードサイドの店が立ち並ぶ。
よくある地方都市の姿そのもの


だが、そのまま車を進めると
突然営業停止の店ばかりにエリアになる。


??
あっ、この辺から津波で床上浸水したな。
海の気配なんか全くない。


このあたりで海を意識して生活してた人なんて
一体どの位なのよ。
改めて今回の津波の恐ろしさを実感。


で、さらに海に近づく。
石巻駅商店街



この辺りだって普段海の気配は無い場所。


そのまま更に海側へ








この辺りは1階の天井付近まで津波が来た跡が残ってます。
もう声も出んわ


比較的新しい住宅とかマンションの2階以上が
"被災地"ではなく"日常"を保ってて、1階と2階のギャップが
なんとも言えない気分。

2階以上の人だって日常生活を取り戻せているわけがないけど。


こんな格好で避難所の掃除とか、土嚢作りを手伝ってきましたヨ。


小山に戻って、温泉入って、いつもの居酒屋で飲む。
あー、日常のありがたみよ


往復10時間も掛けて行って、提供したのはたった3人×5時間の無償労働
しかも家に戻って居酒屋まで行ってる。
偽善と言われても仕方がない部分もあるが、
それでも行って良かったと思います。


ってゆーか、被害規模が大きすぎてボランティア全然足りてないと思われ。
いろんな意味で一度見ておいたほうが、ためになると思います。
見るだけの観光地行くよりよっぽど意味がある。


自分はまた行ってみます。